はじめにお断りしておくと、当社はSNS運用の専門会社ではありません。ただ、Web集客全体を長く見てきた立場から、一般的にどのような使い方が向いていると言われているかを整理してお伝えします。
大きな前提として、今のSNSは「ホームページのリンクを貼って誘導する」使い方だけでは、なかなか読まれにくくなってきています。どの媒体でも、「SNS上である程度役に立つ情報を出し、先生の名前や人柄を知ってもらう」という使い方が中心になってきている、というのが最近の傾向です。
媒体ごとの特性と、士業で取り組む場合の向き・不向きを整理してみます。
X(旧Twitter)/Facebook:テキストで専門性を伝える
Xは、ニュースや法改正に対する「専門家としての見解」を、まとまった文章(スレッド)で解説する使い方が中心とされています。「この問題の論点は3つあります」といった形で知見を発信し、「〇〇分野に詳しい先生」という認知を広げていくイメージです。拡散されることもありますが、短い言葉が独り歩きしやすい面もあるため、表現には気を配りながら運用する必要があります。
Facebookは実名登録が基本のため、経営者や他士業とのつながり(BtoB・紹介)と相性が良いとされています。「セミナーに登壇しました」「こんな案件に取り組みました」といった仕事の様子や考えを丁寧に伝えることで、既存のつながりから新たな紹介につながることがあります。
Instagram:士業には難易度が高め。取り組むなら「文字入れ画像」
Instagramは、士業にとっては比較的難易度が高い媒体だと言われています。
「映える写真」が中心の場のため、事務所の風景やランチの写真を投稿しても、なかなか見てもらいにくいのが実情です。
士業がInstagramで取り組む場合に有効とされるのは、「文字入れ画像(雑誌のようなスライド)」を作る方法です。たとえば「フリーランスの節税で押さえたい5つのこと」「離婚前に準備しておきたい証拠のポイント」といった、一般の方向けのお役立ち情報を、読みやすいデザインの画像でコツコツ投稿していく形です。ある程度の根気とデザインの手間がかかる点は、あらかじめ知っておきたいところです。
TikTok・YouTube:ショート動画から長尺への「誘導型」
最近勢いがあるのは、動画を使った誘導(ファネル)型の使い方です。順序が意味を持つので、流れで整理します。
STEP 1(認知):TikTokやYouTubeショートなどの短い動画(1分以内)で、「これ、実は法律違反かもしれません」といった興味を引くQ&Aを配信し、幅広く知ってもらいます。
STEP 2(信頼):その続きとして「詳しくは本編で」と長めの動画(10〜15分程度)へ誘導し、じっくり解説することで、専門家としての信頼感(E-E-A-T)を高めていきます。
ポーカー・フェイスからのアドバイス
SNSで名前を知ってもらい、ファンができたとしても、相談者が最後に確かめるのは「ホームページでの信頼の答え合わせ」です。
「動画では良さそうだったのに、ホームページを見たら情報が古く、スマホで見づらく、料金も載っていない」となれば、せっかくのSNSでの発信が活きてきません。
SNSはあくまで知ってもらうための入口、ホームページは信頼を確かめてもらう着地点(本丸)です。本気でSNSに取り組むのであれば、その受け皿となるホームページも、ご自身の発信に見合った状態に整えておくことが大切です。
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