当社弁護士(法律事務所)のホームページ制作関連業務の動向

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当社への弁護士事務所様のホームページ制作の依頼数は2008年ぐらいから急激に増えております。

現在弁護士の方は、開業時にほとんどの方が何等かのかたちでコーポレートサイトを用意しているのが現状だと思います。

同じぐらいの時期からテーマサイトの作成することも増えてきました。テーマサイトは基本的に集客目的ですのでリスティング広告SEO対策の依頼も合わせてご依頼いただくことが増加しました。当社のYahoo! JAPANとGoogleの代理店の歴史は古く、一貫してホームぺージ+リスティング広告のお手伝いをしてまいりましたが、広告の取扱い高は年々増加しております。

SEO対策業務としては、リーガルライターのネットワークを構築し、弁護士(法律事務所)サイトのSEO対策のコンテンツマーケティング部分をサポートできる体制を整えております。

関連業務としては、名刺、封筒、看板などのデザイン業務の提供が可能です。

2013年には弁護士向けの集客コンサル会社ポーカー・フェイス・コンサルティング株式会社を設立して、有限会社ポーカー・フェイスのサービス(ホームページ保守サービス)のみならず、集客志向の強い弁護士様向けのWeb保守+顧問契約を提供しております。

弁護士ホームページの当社へのニーズ

現在当社の関与内容の現況としては最初は「コーポレートサイト」の依頼が多かったのですが、現在では「コーポレートサイト」「集客型テーマサイト」の制作比率が拮抗しております。当社の制作するホームぺージはほぼ100%がWordPress(ワードプレス)での制作になっています。WordPress(ワードプレス)は世界標準のCMSになりましたので、拡張性(機能追加)や継続性(取り扱える業者が多い)の観点から最善の選択だと考えております。

WordPress(ワードプレス)でのホームぺージを提供することにより簡単な情報ページは事務所側、デザイン性があるページは制作会社である当社という役割分担を確立しております。これはコスト面とスピード面から非常に需要な観点となります。

まとめ

  • 「コーポレートサイト」「集客型テーマサイト」の制作比率が拮抗
  • ほぼ100%がWordPress(ワードプレス)での制作
  • 法律事務所様と当社の役割分担によりコスト面とスピード面の優位性を確保

弁護士ホームページ(コーポレートサイト)のデザイン性とは

当社への法律事務所様の依頼としては法律事務所らしいホームぺージの範疇でデザイン性の高いホームぺージを作成したいとうことが中心にあると思います。何でもいいからオシャレで目立つホームぺージいいという方はごく少数だと思います。これに対応するには業界を知っているということが重要です。例えば、当社が医療系のホームぺージを作成するとなるとNGとなることが分からないのと、医療系の方の意見を聞いてきた数、見てきた数などから考えて優位性があるとは言えません。

ユーザビリティ要素以外のデザインというものは論理的な説明が非常に難しいもので、業界や時代的背景などにも左右され、その分野で優秀なデザイナーが他分野で必ずしも納得のいくデザインを提供できるかというとそうではなく、その分野でのノウハウの蓄積、現在進行形での案件に関わるボリュームに影響を受けるものであります。

ザインの良し悪しというのは弁護士業界のクライアントの持っている感覚と弁護士の皆様の感覚、わたしどものようなクリエイティブスタッフの過去の成功事例の積み重ねの上に、ある程度の平均値が存在すると言えるのではないかと思います。

弁護士事務所の集客型ホームページの戦略性とは

近年「集客型テーマサイト」の数はかなりのスピードで増えております。「Web保守+顧問契約」をご契約いただいている事務所さんはビジネスの拡大にともない1つテーマサイトを増やしてリスティング広告を開始するというモデルが多数ございます。

弁護士が幅広い業務を提供するためにWebサイトを開設しても、検索エンジンや一般的な依頼者は特定のトピックに特化した深いコンテンツを持つWebサイトに引き寄せられる傾向があるため、新規顧客を万遍なく獲得するのは難しいことが多いです。さらに、Webサイトを訪れるクライアントは自分の問題を理解し、その後で連絡を取ることが一般的です。そのため、クライアント本位のWebサイトを構築する際には、情報提供と問い合わせの機能を一体化させることが重要であり、クライアントが求める情報を提供することに注力しなければ、問い合わせの数を増やすことは困難です。つまり興味外の情報はいらないということです。

特定のトピックに特化した「集客型テーマサイト」は、Google広告やYahoo!広告などのリスティング広告で特に効果を発揮します。Webサイトのコンテンツと同じように、広告の内容にも注意を払う必要がありますが、特化した「集客型テーマサイト」では、ランディングページとしての関連性が高まり、そのトピックに関するメッセージも検索結果に表示されるリンクテキストの広告を通じて伝えられるため、広告とWebサイトのナビゲーションメッセージが一致し、結果としてコンバージョン率に大きな違いが生まれます。

効果的なWebサイトを運営するとわかることですが、Webサイトはクライアントと直接コミュニケーションを取るマーケティングリサーチのツールとして非常に重要です。そのため、集客型Webサイトを立ち上げる際には、まずは安定した集客を実現する単一トピックのWebサイトを充実させることが重要です。その後、同じトピックをさらに細分化するか、新しいトピックに取り組む前に、再度マーケティングリサーチを行うことが推奨されます。

この記事を書いた人

ポーカー・フェイス・コンサルティング(株)清水 信宏

広告代理店入社後パソコン・ゲーム関連のマーケティングを担当、パソコンソフトウェアメーカーの事業部長を経て1997年(有)ポーカー・フェイス立ち上げ、2013年ポーカー・フェイス・コンサルティング(株)設立、代表取締役就任。全国200事務所以上の法律事務所・司法書士事務所のWebマーケティングコンサルティングに関与。弁護士・司法書士のホームページを起点に据えた独立開業支援の実績も多数。