事務所案内の作成のポイント デザイン 印刷

士業事務所の事務所案内の仕様(形状)


ホームページからの問合わせ、紹介などで顧客と初めて会うときは大概の場合事務所概要を持っていくことになるかと思います。さて、士業の事務所案内にどの程度のクオリティが必要なのか・・・

随分前に事務所概要は相手に合わせてカスタマイズすべきというお話をさせていただきましたが、
( 参照:https://www.pokerface.co.jp/colum/kokoroe/kokoroe04.html
その理由はホームページとの比較で以下の違いがあるからです。

  • ホームページは誰が見るか分からないツール
  • 事務所案内は見る人が限定的なツール

事務所案内を渡す時点で相手の会社のことがある程度分かっているはずですので、渡す資料は相手に合わせて(相手の求めている内容を)セットするほうが相手のためであり、事務所の概略から大きく外れた資料でない限り、それが紳士的な対応と言えます。
ある大手事務所では数十種類の印刷物を用意して、相手に応じて組み合わせで渡しているということを聞いたことがあります。

士業事務所の事務所案内のパターンを上げてみます。

  • A4三つ折りリーフレットタイプ(郵送に便利です)
  • A3二つ折タイプ
  • A4両観音タイプ
  • ケース差し込みタイプ

A4三つ折りタイプ、A3二つ折タイプ、A4両観音タイプは全てが印刷物ということになります。

ケース差し込みタイプはケース(デザイン性の高いもの)と一部(事務所概要など)が印刷物で、その他の資料はプリントアウトなどを一緒に入れることになります。

冒頭からお話しているように相手に合わせて資料をセットしたほうが効果的ということを考えるとケース差し込みタイプがベストと言えます。当社はホームページと同じぐらいの頻度で事務所案内のディレクションを請負いますが、結局お話し合いの末、ケース差し込みタイプに行きつくことが多くなっております。


差し込みタイプのポイント

ケースの他に1種類以上品質の高い印刷物を作ることです。ケースにいきなりプリントアウトの書類を入れた場合、どうしても高級感が出ませんので、事務所のステータスまで低く見られてしまいます。人間の感覚というのはそのように出来ていますので、いろいろなところで言われている通り、初対面の方の情報は目から得られる情報が勝ってしまいます。
 

単一の業務をおこなう事務所はA4三つ折りタイプ、A3二つ折タイプ、A4両観音タイプでも問題ありませんが、住所、所員などに変更があった場合は

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残っている印刷物をすべて捨てて、作り直しになる場合がありますのでご注意ください。