【コラム】士業ホームページの作り方

ホームページのリニューアル案件で現状小冊子のプレゼントコーナーがあるが扱いをどうしたらよいかというご質問をいただくことが多くございますので、小冊子の扱いについてご説明させていただきます。


PDFダウンロードか印刷物か

 

大きくはコストを掛けずにメールアドレスを多く入手し継続的にメールマガジンを送って接触を図るか、現在の問い合わせに対して最大限のアプローチをするかという考えの違いが現れるところかもしれませんが、検索エンジンで御事務所のサイトを手繰り寄せた大切なユーザに対して、迅速に現在出来る最大限のアプローチをしてみるという考えのほうが正論であり、結果が出なかった時はメールアドレスも入手しているのでメールマガジンに回せばよいという付属的な考えでよろしかろうと思います。


なぜPDFダウンロードではなく印刷物か

PDFダウンロードの場合メールアドレス(これも普段あまり使用しないWebメール等を入れるケースがかなりあります)以外は正確な情報を記入しないことがあります。

 

問い合わせや応募に対しては迅速に最大限のアプローチをするべきで、そもそも小冊子のプレゼントはリスト集めにあるのではなく顧客獲得にその目的があるので、コストが掛ったとしても小冊子を送って面談の約束を取れない場合は事務所案内を再度送付するなど最大限のアプローチをするべきであります。


※小冊子の印刷単価(100円程度)、事務所案内の制作単価(120円程度)、送料(80円程度)   制作単価は当社特設サイトでご確認下さい。

※小冊子を用意してあれば、見積依頼をされてきた方に例えば事務所案内と見積書をお送りする、   面談の約束が取れない場合は小冊子を送ってみることも出来ます。
  しつこく追いかける必要はありませんが、御事務所を選んでもれるツールを体系的に用意し、反応により   複数回送ります。

小冊子の内容

当社では士業の方が商業出版するためのセミナーを長年開催しておりますが、士業の方が専門分野に関する本を出版することは非常に容易なことです。
しかし商業出版の場合、ご自分の事務所が優れている点などを多く盛り込んだりすることは編集者からチェックが入りますし、多く売れません。また、客観的ではないので商業出版する意味がなくなります。

ホームページに載せる資料は、Microsoftを持っていないユーザのことも考え、pdf資料が望ましいです(テンプレートは除く)

商業出版で出来ない内容「御事務所を選べば失敗しないという理由」を1冊にまとめたものがホームページで配る理想的な小冊子です。一般的なノウハウなどは商業出版をしてアマゾンへのリンクなどをホームページに掲載しましょう。


このような小冊子がどんなものか想像がつかない場合はわたしの小冊子に応募してください。
 

ホームページと販促ツールの説明は当社特設サイトを参照ください。


有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

ホームページに掲載する地図に付いて、当社の担当しているもので一番丁寧な事例でご説明させていただきます。
これは絶対こうすべきということではなくて、大手の事務所はここまで考えているという観点で受けていただければと思います。

当社のホームページ制作プランにはGoogle マップの設置が含まれております。
これが一番簡単なパターン。

次にオリジナル地図をイラストレータというアプリケーションで作成して目印を要所に配して来社される方が迷わないようにします。オリジナル地図を作成する場合はオリジナル地図とGoogle マップを同一ページに配します。

※Google マップはベースとなるものの基礎データの更新が頻繁ではないと言われております。オリジナル地図の場合はご自分たちの確認出来る範囲で修正を入れることも可能です。当社事務所の近くの神楽坂では不景気の影響か店舗の入れ替わりが非常に激しいのですが、そんな時にも対応出来ます。

さて、一番丁寧な例ですが、大手事務所のコーポレートサイトに多い例で、オリジナル地図とGoogle マップを配したアクセスのページにご来社いただく情報を1枚のPDFにまとめてリンクさせるケースです。

これはご来社いただく前にFAXでご来社いただくための情報をお送りする時などの対応に近いかと思います。重要な顧客に訪問していただく時の対応というのは、その事務所の対応の品格まで問われかねませんので、当社への要望の中でこのような丁寧な地図を依頼されるケースが30%程度程ございます。

ここに掲載する要素としましては

  • オリジナル地図(最寄駅、インター出口などが分かる拡大図)
  • オリジナル地図(事務所の周辺図)オリジナルの地図は、グーグルマップと異なり事務所案内などの印刷物にも流用が可能です。
  • 事務所外観写真
  • 所在地
  • 電話番号FAX
  • 交通機関(電車でお越しの場合)
  • 交通機関(お車でお越しの場合の案内と駐車場)
  • 受付での対応(内線○○番でお呼び下さい等)

これをA4でプリントして持って出ていただければまず迷うことはございません。
※PDFですのでパソコンの印刷環境にも左右されません。

それで受任率が上がるとか下がるとかという客観的なデータはもちろん持ち合わせてはおりませんが、ちょっとした心遣いで気持ちよく来社いただけるような配慮というのは見ていて非常に重要だと感じております。
 

有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

当社への依頼で今期非常に増えたもののひとつがFLASH(フラッシュ)です。
士業事務所のホームページでFLASH(フラッシュ)を使用することについて少し考えてみたいと思います。

当社でFLASH(フラッシュ)を使用したサイトを手掛けるケースはほとんどがコーポレートサイトです。
当社はYahoo!リスティング広告の代理店になっておりますが、リスティング広告で検索するユーザの動性を見ていると自分の目的に関連性があるかないかの判断が最重要でイメージ的なFLASH(フラッシュ)が横たわると、離脱率の上昇を招き、あまりよい結果をもたらさないような傾向を把握しております。それゆえ情報提供型の専門サイトでは目的がある場合以外はFLASH(フラッシュ)を使用することをすすめておりません。

FLASH(フラッシュ)を使用するケースとしては大きくは下記のケースが考えられます。

  • 写真部分のみに使用する
  • 写真部分とメニューに使用する
  • キャンペーン的な一部分のみに使用する
  • フルFLASH

メンテナンスとSEO対策を考えると今の時点でもフルFLASH(フラッシュ)はすすめられません。
メニューのフラッシュ化もメンテナンスはかなり大変になってきます。少なくてもご自分での更新はかなり敷居がたかいものになります。
もし、情報提供型の専門サイトでFLASH(フラッシュ)を使用する場合は、写真部分のみ、またはキャンペーン的な一部分に使用するのにとどめたほうがよろしいでしょう。

さて、コーポレートサイトでのFLASH(フラッシュ)の使用ですが、当社が関わる案件ではヘッダの写真部分に使用するケースが多く、その中でコーポレートメッセージを表現していきます。写真に関してはイメージ写真と実際の写真の組み合わせがクオリティとリアリティのバランスを保つのには良いバランスかと思います。

ホームページはイメージとリアリティのバランスが大切です。

コーポレートサイトの場合、検索ユーザへのアプローチよりも、異なったステークホルダーが何かの目的で閲覧することへのアプローチのほうに作成動機の比重を置きますので、少しの時間イメージやブランドプロミスを見せられるタイミングがあっても問題ないと言えます。

  • GoogleマップなどはTOPページに置かないSEOにはFLASHは不向きですので、見た目にこだわりたい部分など、使用の際には場所を厳選することをおすすめします
  • 他のデータの読み込みが終わったタイミングでFLASH(フラッシュ)の動きが始まる

以上のようなFLASH(フラッシュ)の動きにストレスを感じさせない配慮も必要です。
 

有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

ホームページの作成をホームページ制作会社に依頼するときのヒアリング作業の注意点についてご説明させていただきます。ホームページを作成する作業の中で一番重要なものですので参考にしてください。

ホームページ制作時のヒアリングの流れとしましては下記のようになります。
 

1.見積依頼時に、要件を伝える段階で構想の概要を制作会社に伝える
2.請負契約書を結んでヒアリング作業に入る(面談または電話による口頭での打ち合わせ)
3.口頭での聞き取りを制作会社がテキスト(ヒアリングシート)にまとめて提出
4.口頭で確認できなかった質問箇所や、認識の違いがある部分を
依頼者がヒアリングシートに記述する
5.ヒアリングシートを元に面談または電話による口頭での打ち合わせ
6.固まった方向性で制作会社が企画書を作成

 

上記のフェイズ1については事務員の方で構いません。

2に関しては決定権のある方の参加を望みます。

ヒアリングに関しては決定している事を確認していく作業というよりは、形になっていないものをうまく引き出して、1つずつ確実にテキストに起こしていく作業ですので、決定権のある方でないと、制作会社が、例えば弁護士事務所のホームページにおいてこのような方法のコンテンツがあるということを示し、市場の動向などを示しても、方向性を決めるまでに至りません。

どうも思っている企画書が上がってこない、ある程度進行した時点でも思っているものと違っているなどというのはこのフェイズ2の段階で適切な手順を踏んでいないことが原因の場合が多いです。

この段階で代表の方が時間を取って、きっちり考えをまとめるようにしてください。

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取締役 清水信宏



 

士業のホームページで閲覧者が調べ事の目的ではなく、意思を持って見る場合によく見られるページとして所長のプロフィール、スタッフ紹介、事務所概要、理念、挨拶、実績、お客様の声があります。

このページの補足的要素として所長インタビューのページを作成をおすすめしております。

顧客がその事務所に興味を持った場合、当然所長については詳しく知りたいのでこのコンテンツがかなり有効に働くことがございます。

所長インタビューの進め方としては

  • 士業紹介サイトやライター・ホームページ制作会社の手伝いを受けて質問項目を立ててもらう。
    この場合、事務所の内容をしっかり把握してもらい、所長を通じた事務所のアピールをしっかりできる項目の選択が重要となります。
    自分で質問項目を立てても問題ありませんが、インタビューの場合はその項目を誰かに見ていただき、客観的な視点が含まれるほうが、読むほうにとっては読みやすいものになります。
     
  • 写真はカメラマンまたは所員に頼んで20カット程度撮っておきます。
     
  • 原稿が出来たらインタビューの中に写真を適当に組み合わせてページを作成します。

 

雑誌や他の情報サイトなどで受けたインタビューを、掲載の許可を得てUPしても構いませんが、答えている内容の角度が違っていたりすると、ホームページの短い閲覧時間では適切にアピールできませんので新規に作成したほうが効果的です。

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取締役 清水信宏