【コラム】士業ホームページの作り方

当社の制作するホームページで専門特化型集客ホームページとコーポレートサイトの割合は前者が6に対して後者が4といった割合ですが、専門特化型集客ホームページの場合はテーマが絞れているので広告からの誘導がスムーズで、SEMも非常にやりやすくなります。
当社でホームページを作成した場合はご希望に応じてキーワード広告のアドバイスをしております。ここの理解は見事に二分されますが・・・。

リスティング広告やアドワーズを活用すれば、自分の強みである案件の問い合わせを増やせる可能性があります

広告というのは効果がゼロという可能性もありますから、成功体験がないとなかなか踏ん切りがつきませんよね。特にホームページ立ち上げ直後は制作費にある程度金額を投資しているので、これにプラスで毎月広告費を掛けるというのは勘弁してくれということになるかもしれません。
しかし、キーワード広告は広告を見せること自体が目的ではなく、ホームページに誘導するのが目的なので、ホームページにすでに投資をした段階で、この資材を活用してさらに効果を上げるという考え方に変えなければ目指す効果を得るのは難しいのです。

専門特化型集客ホームページでテーマを絞ったサイト作りというのはSEO効果も高いですが、作り方を間違えなければ離脱率も非常に低いものになります。つまり、ちゃんと見てもらえるものなのです。これは広告からの誘導でも同様の結果になります。専門特化型集客ホームページ+Yahoo! JAPAN プロモーション/Google AdWordsなどのキーワード広告という戦略は最も広告効果を高めることができます。

 

有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

ここ数年債務整理バブルがあり、弁護士・司法書士事務所のリスティング広告の市場が大幅に伸びました。これは紛れもない事実です。ここは広告関係者からも非常に注目されている分野であります。

リスティング広告とはYahoo! JAPANやgoogleの検索画面で上下や右エリアに表示されているテキスト広告のことですが、もっともコントロールしやすい広告です。

TVCMやラジオ、雑誌、タウンページ、看板、交通広告などはやってみなければ分かりませんし、掲載の準備にから着地まで時間が掛ってしまいます。

業務領域が広く市場の大きな業務を持つ事務所にとっては意味がないとはいいませんし、複合的に使えば効果は十分見込めますが、企画から着地までに時間が掛るというのは小規模な事務所にとっては負担となります。

小中規模事務所の場合、まとめて予算を投げておいて結果を待つのではなく、走りながら考えることがもっとも重要で、やらなければいけない点と言えるでしょう。小規模予算を1か月単位で考えられるリスティング広告は絶好ですし、大きく外的要因が変わらない限り、成功体験も蓄積されやすいです。

SEO対策も時間が掛るものですので、着地まで時間が掛るという点では事務所の負担を伴いますので、SEOリスティング広告というのが小中規模の事務所の目指す効率的な投資の方向性であると言えます。

SEOはキーワードの領域を広げれば広げるほど不利になりますので、専門特化型のホームページを作成した場合は、企画段階で決めたテーマに沿ってキーワード群を追加しつつ成果を上げて行きます。その一方で毎月予算を決めてリスティング広告をコントロールしていきます。

これは、下記の側面からも方向性の正しさを示してくれます。

  • SEOから受任に至る客は調べたい傾向が比較的強い客
  • リスティング広告から受任に至る客は頼みたい傾向が比較的強い客

上記の点はユーザのスキル上昇と、検索エンジンの関連性重視広告表示の方向性ともに近年顕著だと実感している部分です。当社は士業事務所のホームページは情報提供をしながら、その情報の受け皿を作り、受任に結びつけるものが王道であると考えますが、すでにいろいろなところで調べて、依頼する体制に入っているおいしい顧客を逃すことは、戦略上有り得ません。

つまり SEO とリスティング広告は両方必要なのです

当社は Yahoo! JAPAN の正規代理店、Google パートナーです。
リスティング広告のサービスは下記ページを参照ください。

SEOとリスティング広告を併用して効率よく集客につなげていきます士業のSEM(リスティング広告)もお任せ
 

有限会社ポーカー・フェイス
代表取締役 清水信宏

ホームページにお客様の声のコーナーを入れることになって、いざ集めてくださいということになると、これがなかなか大変です。
当社がお願いする内容としましては会社名、実名、顔写真、部署、役職ということになりますが、下記の理由で難航いたします。
 

  • 経営者クラスでないと自分の判断では了解しにくい
  • 経営者クラスは忙しい
  • 実名だと躊躇する

私の経験で申し上げればお客様の声は10名分のイニシャル掲載より1名分の実名のほうがよほど効果はあります。実名やビジュアルのない意見は説得力に欠けますし、見ている方が自分を重ね合わせて実感することができませんので極力実名での掲載を目指して下さい。

※ここでは企業法務など顧問先のお客様の声を想定してご説明しておりますが個人向けの業務では実名での記載が難しいので、許可を得た上でイニシャルで掲載いたします。
 

依頼の流れ

お客様の声はいただくのが難しいかと思いますが、できればクライアントの写真付きで掲載できるのが望ましいです

まず、懇意にしていただいているクライアント1名にお願いします。
その場合の依頼方法は好きに書いてくださいではなく、対応・専門性・安心感などについて書いてくださいと指定をします。結果として無視して書いてくる場合はありますが、先方も指定してもらったほうが書きやすくなります。
 

1名分の原稿を入手したところでホームページにアップしてしまいます。
そして、このサンプルを見せながら、他のクライアントに依頼をしていきます。実際にどのように掲載されるか想像ができないよりは掲載ページを見ることができたほうが書いていただけるハードルは下がります。
また、1名分でアップするのはいかがなものかとお考えの場合でも先にご説明したように10名分のイニシャルより1名分の実名のほうが効果はあるということを考えれば問題ございません。

お客様の声は特に業種が偏っている場合や起業家向けなどサービス対象の局面が偏っている士業の場合は効果的で、同業や自分と同じ立場の人の声は説得力があります。



有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

以前ホームページ経由で一番精度の高い問い合わせは電話でくるということをお話しさせていただきましたが(参照1)、一番断りにくいのも電話での依頼です。
電話での依頼は即答を求められますので安易に「見積をお送りします」と回答した場合、約束した以上見積を出すことになりますが、守備範囲以外の業界やあまり力を入れていない業務だったりすると後で後悔することが度々ございます。

当社に平均で毎日1件ぐらいは問い合わせがあるかと思いますが、電話が7割ぐらいで、必ず私に回すようにしておりますので、相手が上場企業だったりすると守備範囲以外でも色気がでてきたりするもので、後で必ず後悔していました。
この点は、仲のよい違う守備範囲の会社を紹介するようにしておりますので現在は解消しております。

ホームページからの依頼は、電話がほとんどです。まずは一度会う約束を付けるところまで持っていくほうがよいかと思います。ホームページを立ち上げて相談が少ない時はどんな相談にでも色気を感じてしまいますし、士業の場合断わり方には気を付けなければいけませんので、あまり力を入れていない業務の場合、即答しないで後でメールをお送りしますと答えて、よく考えてから返答するのがよろしいかと思います。

  • もちろん守備範囲のものは会う約束まで持って行く
  • 守備範囲でも相手の動機が分からないものは事務所まで来てもらうようにする

無料相談で一度来社してもらう、または時間を決めて電話をしてもらうというのは相手の動機を知る上では重要で、約束して、事前に都合が悪くなったという連絡が入った上で、延期になったケースでも再調整してくることはほとんどありませんのでとにかく一度時間を使って来てもらえるかどうかにより判断はつきます。


メールとFAXの相談の断り方

下記はあくまでも私の所作です。

  • 守備範囲以外のものは得意でないという返信をいたします。
  • あまり力を入れていない業務の場合一度、質問事項の返信を出してから判断いたします。
  • 常識を逸しているものや失礼なものは無視します。

ある調査によりますと送信されたメールの0.71~1.02%はただ消えて無くなりますので(参照2)メールは絶対に届くものではありませんし、自分のパソコンのクライアント環境や、プロバイダによって状況は違ってきます。
当然人為的に見落とすこともありますので無視もよろしいでしょう。稀にではありますが、返事がないという連絡が入る場合がございますのでその時は失礼なメールにも対応いたします。

ホームページの作りとしては、相談受付総合ページというのを作成して、相談はこのページを遷移してからリンクするように構築し、注意事項を書いておくことが望ましいです。


参照1 メールは外出先でも1時間毎に見て、仕事になりそうな内容には少し熱量をもった返事をしておく。

参照2 送信されたメールの0.71~1.02%が「ただ消えて無くなる」~米Microsoft Researchの研究者(INTERNET Watch)

 

有限会社ポーカー・フェイス
取締役 清水信宏

 

ホームページに設置する「お知らせ(トピックス)情報更新ツール」と「ブログ」についてご説明します。

当社でホームページを作成する場合この2つは料金に含まれておりますが、「お知らせ・法改正情報更新ツール」はほぼすべての事務所様が設置いたします。ブログについては7割ぐらいの事務所様が設置いたしております。

この2つの意味合いや使い方について

「お知らせ(トピックス)情報更新ツール」

当社の提供するお知らせ・法改正情報更新ツールはカテゴリを別けることができますので、通常はお知らせと法改正情報を別々にしません。別々にしてしまうと更新頻度が低くスカスカに見えてしまいますのでこの方式をお勧めしております。


お知らせのカテゴリに載せる主な情報

お知らせや法改正などの情報を更新した場合に、ブログで告知をすると親切です。

  • 年末年始のお休み
  • セミナー開催(ここからリンクしてセミナー案内ページに誘導)
  • スタッフ募集(ここからリンクしてスタッフ募集ページに誘導)
  • 新しいページを作成したり、ページを修正したときの案内(ここからリンクして該当ページに誘導)

法改正他情報のカテゴリに載せる主な情報

資格別でなく網羅しますと

  • 法律の改正情報
  • 新規の助成金情報
  • 判例
  • 印紙代の改訂などの情報

「ブログ」

最初にご説明したように、お知らせ・法改正他情報更新ツールとの比較でブログの設置率が低いのは何を掲載するのか悩む、継続できるか不安、意味があるか疑問といった理由からですが、ブログは次のように割り切って考えてください。


「お知らせ(トピックス)情報更新ツール」は事務所からの案内、ブログは所長や所員からの案内
 

仮に「お知らせ・法改正他情報更新ツール」と同じ情報を掲載しても構いません。所長の言葉でこのことを伝えることが重要です。言葉には人柄も必ず含まれてきます。

皆さんは医者のブログを見たことはありますか?
病院に行く時に医者のブログがあれば皆さんも読みたいと思うのではないでしょうか。医者のブログは仕事内容に踏み込んだことを書いているものは少ないのですが、どんな先生かの参考にはなります。
これと同じように士業というのは一般の方にとってはあまり身近な存在ではありませんのでお年末年始の案内でもよいので、いつからいつまでお休みをいただきご迷惑をお掛けいたしますということをご自分の言葉で書いてみてください。

もちろん飲食情報など個人的な情報の掲載もOKです。


有限会社ポーカー・フェイス
代表取締役 清水信宏