【コラム】士業ホームページの作り方

そもそも士業事務所の事務所案内(パンフレット)は必要か?

当社への依頼はホームページの制作会社やマーケティング支援会社を探していて、対応範囲が広いようなので事務所案内もお願いしますというのが多いのですが、最初から事務所案内をお願いしますという依頼が増えています。これは企業相手のテーマでお仕事されている事務所さんに限らないことで、個人相手のテーマでお仕事されている事務所さんにも当てはまるので少し驚いています。

士業事務所の所長とお話しをしていて、よく話に出るのは自分以外の資格者が相談を受けたときの受任率の低さです。当社でご説明させていただいておりますように士業事務所のホームページは面談を増やすためのツールですので、ホームページを作る時は面談に持ち込むためのノウハウに最大の神経を使います。

これが運用の段階のなると面談は多いが受任率は悪いという状況も多々ありますので、次のステップで取り組むのは受任率の改善です。状況に合わせてホームページ自体の見せ方を変えるケースもございますが、面談時にどのような説明の流れを作るかというのも重要な改善点です。

ここで事務所案内ですが、事務所案内の作り方としては「ファーストコンタクトで事務所の概略、考え、特徴をスムーズに説明出来るもの」を意識して作ります。口頭だけで説明するより事務所案内に沿って説明していくとスムーズなものになるので、面談時の冒頭3分間、面談の流れを作る場面ではどなたが説明しても非常に役立ちます。

また、自分だけで判断できなくて身内に相談する場合は持ち帰った事務所案内を見せるケースがあるようなので、きれいで分かりやすい事務所案内は安心感を与えますので、この辺も受任率の改善には繋がる要素です。

このことを考えると事務所案内の必要性はあると言えます。

士業事務所の事務所案内は、営業や紹介を受けたときにも役立ちます。

また、これも事務所案内の依頼ではよく耳にするフレーズですが、「今まで繋がりのあるところに挨拶にまわるので事務所案内を用意したほうがよいと言われ

たので作りたい。」

この場合、ホームページなしで事務所案内だけ制作するということもありますが、ホームページがある場合はホームページへの誘導を考えますので、ホームページをより活用出来る可能性を持っています。

 

6/29(金)「士業で笑いがとまらないタッグセミナー」を開催して、大谷先生長江先生ホームページブランディング(我々が言うのも何ですが2年前の思想は捨てて下さい)というお話をいただく予定ですがそれに合わせて私が今まで体験したホームページ営業の心得をまとめたいと思います。

これは実際に私が100ぐらいの事務所を見てきて本当の実感をまとめていきたいと思います。

有限会社ポーカー・フェイス代表取締役清水信宏


心得その9
インナーブランディング

ホームページにはコーポレートサイトと言われるものと情報提供型の専門サイトといわれるものがあります。

検索エンジンに受けがよくて仕事の受注に繋がるのは情報提供型の専門サイトのほうです。

コーポレートサイトはきれいで分かり易い目次とお考え下さい。コーポレートサイトは異なったステークホルダーに価値提供と情報の提供をしていく役割を担っています。

コーポレートサイトから別ドメインの各専門サイトに別れていくのが成功の法則ということになります。

このコラムでホームページのブランディングと営業のお話をしてきましたが、最後にブランディングにおいて重要な役割を担うコーポレートサイトが価値提供と情報の提供をしなければいけないステークホルダーのひとつインナーについてお話いたします。

私がコンサルティングをさせていただいている事務所のいくつかで、会議に所長以下ほとんどの中心所員が参加される事務所がいくつかございます。
全員参加する場合は無駄なこともありますが、ブランディングという観点に立っていうと意味があると思います。

キーワード選定で事務所の立ち位置を探っていくと、所員の方からかなり本音が出てくる事があります。
うちの事務所は所長の○○から受注のきっかけがはじまる場合が多いとか、○○がうちの事務所の本当にアドバンテージがあるキーワードだとか、実は所長より客観的な視点があったりします。
所員と話し合ってコーポレートサイトの情報整理をしていくという共有作業は所員の方に価値の創造に加わっていただいて、価値提供の筋道を付けるインナーブランディングの意味で価値があります。

また、コーポレートサイトは常に現状の事務所の立ち位置を反映していて所員に対して価値提供と情報の提供をおこなっていかなければいけません。これは顧客や取引先、債権者といったステークホルダーに対するものと全く変わりません。

所員にページのコンテンツ追加を担当させる場合は立ち位置について共有意識を持っていただいて、ただのアクセスアップの為だけの意味のないページの増量をしないで、価値提供と情報の提供作業を心掛けさせなければなりません。

情報提供型の専門サイトでもページをやたらとページを増量するのはおすすめできません。
前回お話したように電話でどこに何が載っているか適格に説明できるようでないと無駄にアクセスは上がるが、情報整理が全く出来ていないくて受注経路の思考がはっきりしないサイトになってしまいます。

以上でこのコラムは終わります。




【心得その1】
ブランディングに成功するまでは地道に質問・要望にこたえる


【心得その2】
メールは外出先でも1時間毎に見て、仕事になりそうな内容には少し熱量をもった返事をしておく


【心得その3】
これはと思う問合せは、守備範囲内であれば必ず会いに行く


【心得その4】
事務所案内は相手に応じてカスタマイズする


【心得その5】
名刺は業務分だけ作る


【心得その6】
営業に失敗したときの継続接触(メールマガジン)


【心得その7】
一斉送信のASPサービスで送るメールマガジンの注意点


【心得その8】
プレゼンテーションツールとしてのホームページ


【心得その9】
インナーブランディング

6/29(金)「士業で笑いがとまらないタッグセミナー」を開催して、大谷先生長江先生ホームページブランディング(我々が言うのも何ですが2年前の思想は捨てて下さい)というお話をいただく予定ですがそれに合わせて私が今まで体験したホームページ営業の心得をまとめたいと思います。

これは実際に私が100ぐらいの事務所を見てきて本当の実感をまとめていきたいと思います。
 

有限会社ポーカー・フェイス代表取締役清水信宏


心得その8
プレゼンテーションツールとしてのホームページ

ここまで基本的に相談者と面談する前提でセールスの話を進めてきましたが、実際に会わなくてもよく情報の整理されたホームページであればプレゼンテーションツールとして使えるというお話をいたします。

ホームページからの問合せは電話が一番多いと言う話をしましたが、私の場合、まだ面談する意味があるか見分けられない時、または相手が面談をOKしていないタイミングではPCの前にいらっしゃいますかと聞いてPCの前にいらっしゃった場合、ゆっくりとホームページを見ながら説明する事があります。

まずは最初に問い合わせの内容を確認しますよね、ホームページを見て問い合わせしてくるのですから当然説明を理解していると思うかもしれませんが、大概の場合ほとんどまともには読んでいませんので、どこを見て興味を持ってもらったのかを探ります。

そしてその続きをホームページの説明に沿って説明していきます。

これ結構効果があるんですよね。
パワーポイントを使った説明だと思っていただければ結構なのですが、当然ホームページは自分の説明したい順番にコンテンツが並んでいますし、付き合うメリット等もまとまっている筈ですので、短い時間で濃いプレゼンが出来ます。

そしてある程度時間が稼げますので、うまいプレゼンをすれば高品質接触が可能です。

ただしホームページの情報整理ができていなくて、情報だけ多くて道筋の出来ていないホームページでは逆効果ですので、普段から見やすいホームページを心掛けて下さい。

アクセスアップの目的だけでいらないコンテンツを次から次へとUPするのはあまりおすすめできません。

また、この方法は直接会ってプレゼンする時にも当然使えます。

私がプレゼンする時はインターネットにアクセス出来る場所であれば当然自社のホームページで説明をいたします。



【心得その1】
ブランディングに成功するまでは地道に質問・要望にこたえる


【心得その2】
メールは外出先でも1時間毎に見て、仕事になりそうな内容には少し熱量をもった返事をしておく


【心得その3】
これはと思う問合せは、守備範囲内であれば必ず会いに行く


【心得その4】
事務所案内は相手に応じてカスタマイズする


【心得その5】
名刺は業務分だけ作る


【心得その6】
営業に失敗したときの継続接触(メールマガジン)


【心得その7】
一斉送信のASPサービスで送るメールマガジンの注意点


【心得その8】
プレゼンテーションツールとしてのホームページ


【心得その9】
インナーブランディング

6/29(金)「士業で笑いがとまらないタッグセミナー」を開催して、大谷先生長江先生ホームページブランディング(我々が言うのも何ですが2年前の思想は捨てて下さい)というお話をいただく予定ですがそれに合わせて私が今まで体験したホームページ営業の心得をまとめたいと思います。

これは実際に私が100ぐらいの事務所を見てきて本当の実感をまとめていきたいと思います。
 

有限会社ポーカー・フェイス代表取締役清水信宏


心得その7
一斉送信のASPサービスで送るメールマガジンの注意点


メールマガジンはあまり頻繁に送りすぎないように注意が必要です。定期的に、必要な情報を共有することが望ましいです。

前回の話の続きで、かろうじて残ってもらった見込み客に送るメールマガジンのお話をします。

一斉送信のASPで送るメールマガジンの場合、興味のない事務所通信の乱発をプッシュ型の媒体でやる訳ですから、連続購読の要求を満たすものでない場合が多く、こちらの都合で送るわけですから、嫌われてオプトアウトされないようにすることが肝心です。

・ 送信の数はあまり多くならないようにする。
・ セグメント別に内容を変える

上記の2点に注意して下さい。

前に調子の悪くなる前の○○○ドアが1日に10件とかガンガンメールを送っていましたが、自分の都合しか考えてなくて相手の立場に立って情報提供してなかったので受け取る側の印象は最悪になってしまいます。

私も先日システム変更等があったために士業開業運営サポートの会員向けのメールを3日連続で送ってしましましたが、ほんとは嫌われるので出来れば送りたくないと思っていました。

基本的に2週間~1ヶ月に一度がよろしいかと思います。

当社の運営しております上場実務研究士業会のサイトでは会員向けのフォーラムに書き込みが入ると会員に自動的にメールが飛ぶのですが、最初のころ数人の先生から何とかしてくれといわれたことがあります。
このように自分に関係する情報でも送信過多は印象が悪くなりますので、あくまでもタイミング待ちの意味合いで継続接触するので忘れられない程度、嫌われない程度でというところでがんばってみて下さい。

内容はセグメント管理をしてセグメント別に変えて下さい。
といっても相手の知りたそうなことが一番上に来ていて、挨拶と件名が変わっていればそれでよろしいです。
メールマガジン、それもお付き合いで受信しているようなものが基本的に読みたくないですから。
ただし、自分に関心のあるタイトル送られてきた場合は読んでもらえる可能性が高まります。

私の場合セグメントは顧客A、顧客B、顧客C、見込み客A、見込み客B、見込み客C、見込み客Dと7種類に管理しています。顧客はグレードではなく関わり方で分けているだけです。

見込み客は出会ったシーン(相手が求めてきた事)でABCを分けてDだけ遠い見込み客にしています。

今回お話しているターゲットは一番関係の薄い見込み客Dという事になります。
たまに見込み客Dを興味のありそうな分野の¥5000のセミナーに無料で招待したりしてみて下さい。
そうするといきなり見込み客ABCに変身するなんて事はあります。

私は何度も経験していますが、この時のステータス変更は楽しいですよ。


【心得その1】
ブランディングに成功するまでは地道に質問・要望にこたえる


【心得その2】
メールは外出先でも1時間毎に見て、仕事になりそうな内容には少し熱量をもった返事をしておく


【心得その3】
これはと思う問合せは、守備範囲内であれば必ず会いに行く


【心得その4】
事務所案内は相手に応じてカスタマイズする


【心得その5】
名刺は業務分だけ作る


【心得その6】
営業に失敗したときの継続接触(メールマガジン)


【心得その7】
一斉送信のASPサービスで送るメールマガジンの注意点


【心得その8】
プレゼンテーションツールとしてのホームページ


【心得その9】
インナーブランディング

6/29(金)「士業で笑いがとまらないタッグセミナー」を開催して、大谷先生長江先生ホームページブランディング(我々が言うのも何ですが2年前の思想は捨てて下さい)というお話をいただく予定ですがそれに合わせて私が今まで体験したホームページ営業の心得をまとめたいと思います。

これは実際に私が100ぐらいの事務所を見てきて本当の実感をまとめていきたいと思います。
 

有限会社ポーカー・フェイス代表取締役清水信宏


心得その6
営業に失敗したときの継続接触(メールマガジン)

さて、前回の名刺の項まででホームページ営業の段取りをお話しました。ここから先は通常のセールスと同じことですので触れません。

次にホームページからの問い合わせで仕事が決まらなかった場合の処理をお話いたします。今回選んでもらえなかったあなたは一人でひがんでしまうかもしれませんが、会ってみて相手がまともな会社であると判断することができましたら、前向きに次回声を掛けていただける環境作りをしておきましょう。
ついこの間、何度も当社に足を運んでくれる銀行の方が「タイミングというのは絶対にあるのでずっと来ますよ」とおっしゃっていましたが、足を運ぶのは士業の営業スタイルにはそぐいませんし、確率が低いので自動的に接触できる方法を選びます。事務所案内をお送りいただく先生もいらっしゃいますが、顧問先以外からの事務所案内が届いてもほとんど読んでもらえませんし、お金が掛かるのであまりおすすめしません。

セールスに出かけて、相手の企業の方にお会いした時にせっかくのご縁ですので今後も継続してメールマガジンに登録してもよろしいでしょうかと聞いて下さい。相手はわざわざ足を運んでもらっているので、この時はイヤだと言いません。

 

見込み客を囲い込む政策としてもメールマガジンは役立ちます。

これで見込み客としてかろうじて残りますので、今回接触のあった業務以外も相手にあった情報を提供して行きます。タイミングが合って先方が困った時には仕事に繋がることもあります。
まぐまぐは現在代理登録が有料サービスになっていますので、オプトアウト機能の付いているメール一斉送信のASPサービスで送るといいでしょう。

当社が提供しているホームページ更新・運営ツールXOOPS(ズープス)はサイトの登録者に一斉メールを送ることが出来ます。

http://www.shigyou.net/hp/xoops_pr_k.html

この場合「せっかくのご縁ですので当事務所のWebサイトで登録会員に有益な情報を提供しておりますのでメールアドレスを登録してIDを発行させていただいてもよろしいでしょうか」となります。


【心得その1】
ブランディングに成功するまでは地道に質問・要望にこたえる


【心得その2】
メールは外出先でも1時間毎に見て、仕事になりそうな内容には少し熱量をもった返事をしておく


【心得その3】
これはと思う問合せは、守備範囲内であれば必ず会いに行く


【心得その4】
事務所案内は相手に応じてカスタマイズする


【心得その5】
名刺は業務分だけ作る


【心得その6】
営業に失敗したときの継続接触(メールマガジン)


【心得その7】
一斉送信のASPサービスで送るメールマガジンの注意点


【心得その8】
プレゼンテーションツールとしてのホームページ


【心得その9】
インナーブランディング