企画書で絞りこんだ対象に向けて、ユーザのシナリオを頭に浮かべながら書く
企画書の時点で決めたコンテンツタイトルに従って原稿を書いていきます。
テンポよく原稿作成を進めるには完成度の高い企画書の作成は絶対条件です。
原稿を書いている途中でコンテンツ項目を修正したがる方は多いですが、これが原稿遅延の大きな理由で、コンテンツ内容を決めるというフェーズと書くということは切り分けて考えましょう。
企画書の検討には多くの時間を掛けて、原稿作成を一気にやってしまう。
書きだしてからは、どうしても直したいところだけ修正して、完成後に違うとなったらその時に直せばいいです。
まず、就業規則というカテゴリで下記の5つのコンテンツを決定している場合
- リスクマネジメント就業規則への変更
- リスクマネジメント就業規則の作成サポート
- パートタイマーなどの就業規則
- リスク対策支援サービス
- コンプライアンス対策強化サービス
...○○○の事例
...○○○Q&A
書く順番はコンテンツの順番どおりに書いてください。
情報提供のコンテンツがあって御社のサービスの説明がその次に来る、事例やQ&Aはその次という構成でいいでしょう。
※このような分かりやすいコンテンツ構成でなくても情報提供コンテンツのページからサービスへの遷移のルートはメニュー、ヘッダ、文末のいずれかで確保して下さい。
ここで大事なのはユーザのシナリオを頭に置いてコンテンツを作成出来ているかということです。
ユーザがサイト上でどういう行動をし、どういうタイミングでサイトを離れるか。
一般的には「リスクマネジメント就業規則への変更」という情報を取得したいがためにサイトを訪れているのですが、「リスクマネジメント就業規則の作成サポート」という問題解決のコンテンツにまで辿りついてくれるかどうか・・・これが皆さんにとっては大問題。ところが「リスクマネジメント就業規則への変更」の書き方次第では離脱率が高くなり、順番に読ませるどころか情報提供コンテンツの途中で離脱してしまいます。
情報提供コンテンツはユーザのシナリオを常に考えながら書いてください。
もっと言うとユーザがどこからどんな経路でサイトにたどりついて今、情報提供コンテンツを読んでいるのかまで考えてください。
次回コンテンツの見出しの付け方をご説明いたしますが、コンテンツ自体にすべてSEOキーワードの考えが含まれていなければなりません。このコンテンツを読んでいただきたい方はこんな人というメッセージです。この辺はほとんどタイトルの付け方で決まってきます。
※単一のSEOキーワードでは絞り込みが難しいケースがほとんどですのでSEOキーワードは通常、複数キーワードで考えます。
「このページはこういう人に読んでもらうコンテンツで、こういう問題解決を提案する価値がある」
我々の運営しているレベルのホームページで全てに人にまんべんなく通用する健全なコンテンツはありません。
ユーザの対象が広がれば広がるほどシナリオを把握できなくなります。
絞りこんだ対象に向けて、シナリオを頭に浮かべながら書いてください。そうすればユーザに語りかける文章が書けるはずです。
繰り返しますが、それには企画書のコンセプトでの絞り込み、コンテンツ決定時の絞り込みが重要です。
代表取締役 清水信宏